2004年11月15日
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プロ意識をもつようになると、考え方が固まってくるようになります。
それは、いい部分もあれば、悪い部分もあります。

僕の友人で美容師さんがいます。
学生時代からの友人なので、美容学校に通っているときから色々話をしています。

結論から言うと、美容師の友達は、
10分とかで散髪してくれる (安い・早い) お店は、ワンランク下であると。

そう思っているのです。その理由は、
客を客とは思っていない。
流れ作業だから、お店に行く客はもはや物扱いである。
サービスが行き届かない。

などなどです。業界的にも、そういう流れがあるのかもしれません。
つまり、普通のお店に入店できない人が、料金の安いお店に入るなど。


ここで、何を持ってランクが下なのか判断するのは非常に難しいところです。
生産性はおそらく両者ともに変わらないと思います。
1時間で1万円を稼ぎ出すのが高いお店であれば、
10分2000円で1時間働けば、ほとんど一緒です。むしろ安いお店のほうが生産性は高いことになります。
(往々にして、薄利多売の方が儲かることも多いですから)

ランクは別にして、価格の高低以外の決定的な差は、
普通のお店は、お店のブランドや担当者を目的として行くのに対し、
安いお店は、価格を目的として行くことになります。

その部分に対して、優越感を得るのであれば、なんとなく理解できるのです。
やっぱり、お金を目的とされているよりも、人やブランドを目的とされたほうが、
精神的にうれしいですし。

しかし、結局どちらの場合も、果たしている役割は一緒なので、ランクについて
言うことはできないと思います。
むしろ生産性が高いほうが、僕にとっては、またお客にとってもうれしいことなので、
ランクを「もし」言うのであれば、安いお店こそランクが高いといえるのではないでしょうか。

どちらにせよ、そういった偏った見方は視野を狭めることになりますね。


stock_value at 11:41│Comments(0)TrackBack(1)考え:04〜07年 

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1. 薬局の問題。  [ こっそりと。 ]   2005年02月12日 20:16
僕は、今はとても健康なので、あまり病院にお世話になることはありません。 とはいっても、薬局にお世話になることはあります。 薬局というのは、処方箋を受け付ける調剤薬局と、処方箋を受け付けない薬局があります。 薬剤師というのは、 2004年11月15日:プロ意識。

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